DON の過ぎ去りしひとりごと '00 版


ここは横川が書いたひとりごとの吹き溜まりです。煩悩が漂っている場でもあります。脳波をシンクロさせないような注意が必要かもしれません。
文責 横川隆志


岐阜−岐阜キップ (001225)

先日、神戸で分子生物学会があったのだが、最終日が土曜なのをいいことに、京都で嫁さんと合流し、南紀周りで岐阜に帰ってきた。当初からこの道草を企画していたので、岐阜から大阪、和歌山、新宮、松坂、名古屋、と経て岐阜に戻るキップを購入した。このキップでは、途中下車はできるが、行程を戻ることはできないので、神戸への学会には、いったん京都で途中下車し、京都−神戸間のキップを買って神戸へ向かうことにした。本当は大阪を出発点にしたほうが旅費の効率はいいんだけど、特急列車が京都から出ることや、嫁さんと合流しやすいなどの理由で京都から出発することにしたわけで、、、
キップを手にしたときに思い浮かんだのが、このキップは岐阜駅の自動改札を通るのかってことだった。列車の出発時刻まであまり時間の余裕がなくて、いきなりキップが自動改札に飲み込まれたらどうしようと思いながらも、試さずにはいられなかった。どきどきしながら通したところ、無事キップが改札をすり抜けてきた。ちなみに岐阜に帰ってきたときには、キップがしっかり飲み込まれたから岐阜−岐阜キップはその行程の始まりと終わりを認識していることが実証(?)された。この学会や旅行で感じたことはまたの機会に。


研究室のレベル(001206)

研究室の研究レベルっていうのは厳然と存在すると思うけど、そのレベルっていうのは、研究室内でどれだけ研究や実験の話がされているか、ということと関係が深いと考えている。自分一人で文献を読んで知識を蓄えたり、実験の新しい手法を身につけたりするのは困難を伴うけど、まわりに知識の豊富な人がいて議論に参加してもらったり、実験テクに精通している人から手法を学ぶことができれば、同じ時間で多くのことが身につけられる。レベルっていうものはとかく低い方にそろって行きがちだから研究室全体のレベルを上げるためには、個人個人が研究のこと、実験のことを深く考え、熱く議論を戦わせなければいけないのだ。あなたは日々どのくらい研究テーマのこと考えていますか?あなた自身が研究室のレベルを決めているのです。


学会発表は何のため(001120)

毎年、年末になると分子生物学会というのが開かれる。今年もうちの研究室で、いくつか演題を発表する。研究している以上、成果をあげて学会や論文で発表し、すごいと認めてもらうことが目標だけど、学会にエントリーするだけでも充分な効果があるらしい。学会発表するからには結果がないというわけにはいかないから、もう、それこそ必死に実験する。結果というものは、論理的に実験を構築して行わないと出ないものだとはじめて気づくのだ。修士課程にいるからには学会に参加して、学会とはどんなものか知っておいた方がよいし、また一度くらい発表しないとせっかくの修士課程の期間がもったいないと思う。おいちゃんは修士課程の時に研究テーマを全く与えられず、自分の未熟な考えでテーマを構築して実験を行っていたから、当然のように結果もなく、さりとて新たに研究テーマを自分で考えて実験を行う気にもなれず、無駄に過ごしてしまったなと痛感している。その反動で、別の研究室の博士課程に進学して、実験のおもしろさに触れ、実験中毒に陥って今に至るわけだが、実験のおもしろさを知らずに「やらされた」とだけ感じて修士課程を過ごしていった人たちを哀れにさえ思う。ボーとしているそこのあなた、研究室のあちこちにおもしろい実験はころがっています。どうか気づいて。


研究テーマはあなたのテーマです(001106)

もう11月。このころになると研究テーマによっては結果が出ずに苦しむ人が出てきます。友達は結果がたまってきているらしいのに、自分はどんなにがんばってもうまくいかない、、、。テーマに迷いが出てきた人はおいちゃんのところに来て、まず間違いなくこう言うのです。「先生、どうしましょう?、、、」確かにおいちゃんの興味をひくことを研究テーマに選んではいますが、実験なんてものは本来フレキシブルなものです。うまくいかない時は、どうしたらうまくいくのか、いろいろ調べたりしましょう。おいちゃんが指示したやり方が本当にベストかなんてのはわかりゃしないのです。それで違うことに興味が出てきたらそれはそれでよいではないですか。「あなたの興味より、こちらの方が何倍もおもしろいと思うのですが、、、」言われてみたいねぇ。ちょっとM入り?


サッカーネタですまん!(001024)

おいちゃん、サッカーの経験はないが、1982年のW杯(スペイン大会だったか?)フランス対西ドイツを見てサッカーファンになり、以来「日本代表チーム」のサポーターを自認している。今年はオリンピックやらアジアカップやら熱いサッカーシーンが多くて、との、ごまんえつぅ。情報ネタの雑誌には「サッカーマガジン」、「サッカーダイジェスト」などがあり、おいちゃん、これらを買うことも多いのだが、最近、雑誌の好みが変わってきた。前回、W杯フランス大会予選の時は「〜ダイジェスト」を買うことが多かったが、最近は「〜マガジン」派になりつつある。なぜかと自己分析すると、要はその時の「日本代表チーム」に不満があるかどうかということなのだ。「〜ダイジェスト」は監督批判を多く展開する傾向があり「〜マガジン」は保守的だ。つまりは、今のトルシエ監督のチーム作りに満足しているということらしい。自分の感情も分析するとなかなかおもしろい。
〜ちょっと比喩ネタで、脈絡無し〜


フレッツISDNで常時接続(001018)

インターネットの威力はすごいです。最近はマニアックな個人のページが多く存在するので、講義のための調べものなんかでもインターネットを利用すれば、たやすく情報が手に入ります。もっとも、興味を引くリンクをたどってしまって、本来の目的とは違うページにいることも、、、そんな手軽な図書館を自宅でも利用しようと、ようやく岐阜でもサービスの始まったフレッツISDNを引いて自宅を常時接続環境にしました。ふっと疑問がわいたとき、学術的なことでなくても、すぐに調べることができるって本当に便利です。スポーツ情報がどのスポーツニュースよりも早い、ってのもありがたい。少し懐に余裕のある人には(フレッツISDNの接続料は¥4500/月)常時接続がおすすめです。ただ、情報の取捨選択には気をつけて。ネットにあふれている情報は発信され放題。玉石混淆なのがあたりまえですから、、、


DONのひとりごと再開か?('00.10月)

ホームページの更新がまる2年も滞っていたのですが、心機一転また、少し書いてみようかと思います。昔の雑記帳、読み返してみたのですが、昔自分が何を考えていたのか、まざまざと蘇ってきます。書いたものは、それはそれで惜しいけど、ここは、消しておきます。私の辛口が読みたかったのにという人はいないと思いますけど、また改めて辛口を披露できたらなあと思います。


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