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学務事務
医学・医療系学務事務の重要性

急激な医学教育改革が進んでいます。旧来の知識が無用、時には邪魔になってしまう程の変化です。医学教育の改革と実行を支えるのは教員だけではありません。学務・教務事務職員の皆さんの知識とノウハウの開発が必要不可欠です。このページでは学務事務系職員の皆さんへの各種情報提供を行っています。大いに活用していただき、教員とともに車の両輪として学生教育向上に貢献していただきたいと思います。

国公私立大学医学部・歯学部教務事務職員研修
医学教育開発研究センターでは毎年1回、2泊3日の教務事務職員研修を行っています。この研修会は、医学・歯学教育の現状と教務事務に関する理解を深め、教務事務職員としての資質の向上を図るとともに、各大学における円滑な教務事務の進展に寄与することを目的としており、初心者からベテランまでご参加いただける内容の研修会です。参加者には国立大学医学部長会議から修了証が交付されます。
事務研修 国公私立大学医学部・歯学部 教務事務職員研修(事務研修)はこちら
教務事務職員向けメーリングリスト
教務事務職員研修に参加された方を中心としたメーリングリストです。情報交換、意見交換、わからない点の相談などを行っています。下記のビタミンe-mailも定期配信しています。参加ご希望の方は医学教育開発研究センター(medc@gifu-u.ac.jp)にお申し込みください。
ビタミンe-mail
医学教育に関する豆知識を平易に解説した用語集です。上記メーリングリストに参加されると定期配信します。またホームページで用語を検索することも可能です。 
ビタミンe-mail ビタミンe-mailはこちら
なぜ医学教育改革?

日本の医学教育は歴史的に講座ごとの履修を積み上げ、それをもって卒業させていました。
この体制は明治に作られ、昭和中期まではそれなりに有効でした。しかし、その後の医学の進歩はめざましく、過去の体制の修正や延長では良好な医学教育が困難となりました。ひとつひとつの学問分野が大きくなりすぎて、昔のように知識を詰め込むこと自体、無理になってきました。

知識の賞味期限はどんどん早くなり、常に最新の知識を獲得しなければなりません。
そのためには生涯にわたって能動的に知識を獲得し、その知識を使って医学的な問題を解決できる能力が求められています。
また知識だけでなく、医師としての基本的な技能や態度・姿勢を身につけることも求められています。このような社会のニーズに合う医師を養成するために、当然のことながら医学教育も変わらなければなりません。

たとえば知識の修得はどのように行うべきでしょうか? できあいの知識をインスタントに教えることはむしろたやすいことです。
しかし残念ながら現実は「教える=学ぶ」ではありません。教員が一生懸命講義を行い、学生がそれを聴いて暗記する。これはどこの大学でも見られる授業風景ですが、教員が教えたつもりでも学生に伝わっていないことは日常茶飯事です。
また試験前に必死になって暗記しても、理論づけて理解していなければ試験終了後にはあっという間に忘れてしまうでしょう。知識の記憶や理解・応用は、自分が必死になって手に入れようと思い行動した時に最も効果が上がります。皆さんが日常業務の中で、目の前の課題や問題を解決したときに、知識やノウハウが一番身についたと感じていらっしゃることと同じです。

近年、各大学でテュトーリアル教育(問題基盤型学習 Problem-Based Learning: PBLとも言います)や、臨床実習におけるクリニカル・クラークシップのような学生参加型教育が積極的に導入されているのは、上述のような理由があるからです。
学生時代から能動的に問題点を考え、仲間と議論し、自主的に学習し、医療チームの一員として実習に参加し、患者様を受け持ちながら問題解決を体験してゆくことが、有効な医学教育方法のひとつとなったのです。
こうした参加型教育は、きめ細かなカリキュラム設計、運用、評価が不可欠です。クリニカル・クラークシップでは患者様と直接面接をしたり診察したりするといった医行為を行いながら学習をします。そのためには患者様に失礼がないような、しっかりとした知識・技能・態度を学生が有することを大学が評価しなくてはなりません。そうした考えから行われるようになったのが共用試験(CBT, OSCE)です。

こうした様々な新しいカリキュラムを運用してゆくために、事務職員の皆さんにもカリキュラムの基本となる考え方と実務のノウハウをしっかり身につけていただきたいと思います。

学務事務の専門性を高めよう!
教育を重視する大学にとって、学務・教務事務部門は大変重要な部署です。また学生にとっても学務事務は大学の窓口とも言える部署です。
入学してきた初々しい新入生が、もがきながらも成長し、6年後には羽ばたいて巣立って行く姿を見ながら仕事を行うことは、たいへん素晴らしいことです。
こうした仕事にやりがいを感じられるあなたには学務事務の専門家としての資格が充分にあります。たとえ将来、違う事務部門に進んでも、医学部の学務事務で鍛えたノウハウは活用できるものとなるでしょう。さあ、教員・学生と手を携えて医学教育を推進して行きましょう。
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