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入試過去問題活用宣言
21世紀には,これまでにもまして,知識を基盤とした社会形成が求められています。
大学は,知のインフラストラクチャーとして,社会から大きな期待を寄せられておりま
すが,なかんずく,次世代を担う若者の教育は,大学が社会に対して果たすべき最大の
義務であると同時に責任です。
これまで,それぞれの大学は,それぞれのアドミッションポリシーにしたがった選抜
を行うと共に,多様な受験者に対応すべく努力を重ねてきました。受験生の高等学校に
おける勉学を反映しながら,大学における教育に対応できるよう,入試問題の作成にも
全力を尽くしてきました。大学入試問題は,その一方,高等学校の教育にも大きな影響
を与えます。高等学校と大学の間のインターフェイスとしての入試問題の重要性は今後
ますます高まるものと考えられます。
これまでに受験の場で使用された入試問題は,膨大な数になります。その中には,数
々の良問が蓄積されています。これらの入試問題は,それぞれの大学に所属するもので
すが,同時に,大学コミュニティの共有財産としての側面を持っております。このよう
な考えに立ったとき,それぞれの大学の入試過去問題をお互いの共有財産として活用し
ようという本宣言の基本的認識に至ります。それは同時に,他大学の入試過去問題の使
用は重大なルール違反というこれまでの通念,あるいは重圧からの解放を意味します。
それぞれの大学は,アドミッションポリシーにしたがった入試に向けて,より効率的な
対応が可能になるでしょう。
文部省大学審議会(当時)も,入試業務の過大な負担を懸念して,良問が蓄積されている
大学入試センター試験の過去問題の再利用を平成12 年に提言しております。
学部入試(前期及び後期)の過去問題を本宣言の対象とします。
入試過去問題活用宣言への参加大学は,入試過去問題を公表している4年制及び6年制
の大学とし,国立,公立,私立などの設置形態を問いません。大学入試センターにも参
加を呼びかけます。
入試過去問題活用宣言参加大学は,次に掲げる方針を宣言するものです。
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入試過去問題を大学コミュニティの共有財産との考えの基に,本宣言参加大学は,
自大学の入試過去問題を参加大学間で使用することを承認します。
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本宣言参加大学は,入試過去問題を活用したとしても,それに安易に依存すること
なくアドミッションポリシーにしたがい,入試問題を作成します。
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入試過去問題をそのままの形で使用することも,一部改変して使用することも可能
とします。
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入試過去問題使用の責任はすべて使用大学に帰します。
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入試過去問題活用宣言への参加は,入試要項などで事前に公表し,使用過去問題に
ついては,入試終了後,原問題作成大学に通知すると同時に,受験生に分かるよう
な形で公表します。
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入試過去問題活用は平成20 年度入試(平成20
年2−3 月実施)から開始します。
平成19年(3)月
(「入試過去問題活用宣言」参加大学名)
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