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根尾の淡墨櫻

岐阜に住んでいるからには、満開の『淡墨(うすずみ)桜』を一度は見てみたいと思いつつも、岐阜に来て十ン年、果たせずにいました。淡墨桜が開花している時期の根尾周辺の道路の込み具合は半端ではない、と聞いていたからです。(樽見鉄道も途中の駅では乗れないほど混むとか) でも友人から「(地の利を活かして)朝早く裏道を行けば(混雑は)それほどでもない」との耳寄り情報を聞き込み、2004年4月上旬の晴天の土曜日に思い切って早起きして出かけてみました。

←根尾川河畔の桜

通常のメインルートである157号線を避けて裏の418号線で美山町経由で根尾村へ。途中細くて対向車とぎりぎりすれ違うところや片側通行の場所が何ヶ所かありましたが、友人の助言どおり渋滞もなくスムーズに朝8時半ころ根尾着。係員に誘導され、樽見駅(樽見鉄道)近くの駐車場に車をとめる。そこから徒歩で高台の「うすずみ公園」へ。まだ朝にもかかわらず、あたりは車と人で賑わい始めていました。
途中、雪の頂きを北に望む(福井・岐阜県境にそびえる冠山、能郷白山ではないかと思います)。
徒歩15分ほどで「うすずみ公園」に到着。すでにお店もたくさん開いていて、多くの人で賑わっています。ドキドキしながら山際へ歩いていくと ------ あっ、ありました!
満開の淡墨桜! 見事な枝振りに思わず息を飲んで見つめてしまいます。

枝を支える数多くの支柱が、手厚いケアを物語っています。

天然記念物指定の銘文には、樹齢1500年とあります。これが正しいとすると、古墳時代から生き続けて今なお見事な花を咲かせているわけです。時空を越えたかのような「生命」の存在感に、まさに圧倒される思いでした。

隣にある、「二代目淡墨桜」。じゅうぶん立派な桜ですが、さすがに初代にはかないません。いつか代替わりする日がくるのでしょうか。
樽見鉄道の「うすずみ観桜号」。今度はこれに乗って来ようと思いました。(NPO「樽見鉄道を守る会」のページに沿線の美しい写真が出ています)

157号線で帰途につく。ちょっと申し訳なく思いながら、延々と続く渋滞の列の横をスイスイと南下。遠くから来られた他県ナンバーの車もたくさん見かけました。