
|
|
|
| もう一昔以上前になってしまいましたが、1992年3月から10カ月間、アメリカのワシントン大学附属フライデーハーバー臨海実験所 (Friday Harbor Laboratories, FHL) で仕事をする機会に恵まれました。FHLはシアトルの北西約100km、サン・ファン諸島 (San Juan Islands) の中の、サン・ファン島にあります。海峡をへだててむこうはカナダのバンクーバー島という、アメリカ合衆国本土の北西の端です。小豆島くらいのサイズの小さな島ですが、このあたりはとても風光明媚なところで、海岸にはリッチな人々の別荘が並んでいますし、夏にはたくさんの観光客がフェリーに乗って本土からやってきます。生物相も豊かで、いろんな生物を相手にする研究者が世界中からやってきて賑わう、本当に素晴らしい実験所です。 |
|
|
フェリーから見たFHL。左端の2階建の建物が、事務室やラボ、物品供給室(Stock Room) の入っているMain Lab。その右手には独立ラボが並んでいます。 | |
| Main Labとドック。ちょっと見にくいですが、実習船と所長の自家用水上飛行機が係留されています。所長さんは、シアトルの本校に行くときはこの水上飛行機をご利用。さすがはアメリカ、ですね。 | ![]() |
|
|
|
Main Lab。骨組みはコンクリートですが、木材がうまく組み合わせてあり、一見木造に見えます。周りの風景を損ねない配慮ではないかと思います。かなり古いですが、よく手入れされており、専門スタッフがペンキを塗るなどのメンテを熱心におこなっていたのが印象的でした。 | |
| 本土と島々を結ぶフェリー。島の人々にとって、なくてはならない足ということで、サン・ホァン諸島のシンボル的存在。(Main Lab の実験室の窓から) | ![]() |
|
|
|
私の実験スペース(Main Lab 一階)。各実験室には写真のようなrunning sea water の水槽が設置してあり、生き物をキープしたり、恒温インキュベータとして使ったり、とても重宝しました。 | |
| FHLから見た、向かいのフライデーハーバー港。ヨットハーバーにはクルーザーヨットがうなっていました。港のむこうに、サン・ホァン諸島で一番大きな町、フライデーハーバーがあります。一番大きな、といっても、1992年当時の人口は約1800人、とてもかわいらしい町です。それでも、映画館、劇場、フィットネスクラブ、診療所、結構大きなスーパー、銀行、図書館など、何でもそろっているのには驚きました。 | ![]() |
|
![]() ![]() FHLのキャンパス風景。杉林の中に、食堂や学生寮、訪問研究者(とその家族)のための宿泊施設(Apartment, Cottages) が点在。キャンパスにはたくさんの野生生物がおり、野ウサギやシカをしょっちゅう見かけました。 |
||
| 多くの研究者が家族連れでやってくるので、キャンパスには子供たちのための遊具まであります。ちょっと日本では考えられないことで、とてもうらやましく思いました。 | ![]() |
|
|
|
サン・ファン島の南端の海岸。かなたに見えているのは、本土のオリンピック国立公園の山々。海水温度は真夏でも14℃くらいにしか上がらず(付近を寒流が流れているため)、海水浴は残念ながらほとんど無理。 | |
![]() ![]() サン・ファン島の西岸には、全米で唯一(?)の, 州立 "Whale Watching Park" があります。Whale といっても "Killer Whale"(すなわちシャチ)。サン・ファン島とバンクーバー島との間のハロー海峡や、さらに北のジョンストン海峡(カナダ)は、たくさんのシャチが生息していることで有名です。Killer Whale は、もうひとつのSan Juan Islandsのシンボルです。 (ここで、このあたりの海岸のライブ映像をみることができます) |
||
|
|
|
|
![]() ![]() 一度だけ、大きな群れがすぐ目の前にまでやってくるのに遭遇する幸運に恵まれました(群れで協力してサーモンの「追い込み漁」をやるらしい。) 何ともいえないシャチの呼吸音があたりに響き渡り、その場に居合わせた人々は感嘆の声をあげながら見物です。間近で見る野生シャチの迫力はすごいものでした。 |
||
|
|
悠然と泳ぐ母親(?)シャチ。背びれの形や傷で個体識別がなされています。 | |
|
|
![]() |
|