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岐阜県は、日本の中央部に位置しています。北部には高い山々が連なり、南部には清らかな川がいく筋も流れ、今も美しい自然を保っている地域です。また、古き良き文化が残り、伝統と現代とが見事に調和した生活が見られるところです。
岐阜県内には、高山・郡上八幡・大垣など、全国的に有名な観光地があり、岐阜大学のある県都・岐阜市も、市内中央を流れる長良川では古式ゆかしい鵜飼が行われるなど、多くの観光資源(文化資源)に恵まれています。岐阜市は、人口約40万人を有する中規模都市で、大都市よりも物価が安く、何よりも人情味にあふれた地域なので、留学生活を送るのに最適な地域となっています。
岐阜大学は、岐阜県の県庁所在地である岐阜市の北西部に立地する国立大学です。その淵源は、1873年に設置された師範研習学校にあり、このほか岐阜高等農林学校・岐阜県立高等工業学校を統合し、1949年に教育学部・農学部・工学部からなる国立の総合大学へと発展しました。現在は、医学部・地域科学部も加わって5学部体制となり、7大学院研究科および図書館・総合情報メディアセンター・生命科学総合実験センター・流域圏科学研究センター・地域共同研究センター・留学生センターなどの教育・研究センターがあり、広い分野にわたって質の高い教育・研究が行われています。
岐阜市は、東京から約2時間(新幹線利用)、京都から約1時間(新幹線利用)、名古屋から約20分という交通に恵まれた地理的位置にあります。キャンパスのある柳戸地区は、岐阜駅からバスで約30分、自然の豊かな田園地帯にあって、都会の喧噪から離れた静かな環境に恵まれ、落ち着いた雰囲気の中で勉学に集中することができます。キャンパス内には、桜・躑躅・紫陽花など、四季折々にいろいろな花が咲き誇り、留学生活に彩りを添えてくれます。
岐阜に来る前から、私はずっと岐阜という土地に憧れを懐いていました。中学校の時、本で長良川が鵜飼の故郷だと知ったからです。やはり実際に、岐阜の空気を吸うと、さわやかな気持ちになります。何よりも嬉しかったのは、山と川の大自然の中に触れることができるということです。岐阜が本当に自然とともにあると感じるのは、街から来るまで少し離れると山と川があちこちに見えることです。長良川という美しい川が流れているからこそ、鵜飼というすばらしいものがあったと思います。観光客が岐阜に来て泊まって、夜の鵜飼を見るとか、長良川の鮎を食べるとかで楽しんでいます。岐阜は本当に、生活するには快適なところだと思います。(日本語・日本文化研修生 呉彬華)
私が、はじめて外国で生活する場所は岐阜市です。日本のほぼ中央に位置する岐阜市では、いろいろな文化を味わうことができます。春の梅林公園の梅、夏の長良川の鵜飼、秋の金華山の紅葉、冬の岐阜公園の雪。特別な魅力をもつ岐阜市は、私にとってすばらしいところです。(日本語・日本文化研修生 于暁雨)