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愛玩鳥は飼いやすい伴侶動物として重要な位置にあります.しかしながら,愛玩鳥の獣医学は発展途上です.特に感染症については予防法や治療法が隔離していない疾病も多く,問題となっています.愛玩鳥の感染症の分子病原学・疫学および予防学 オウムインコ類をはじめとする愛玩鳥の医学は未だ黎明期にあるが,熱心な愛好家がおり,獣医学に対する大きな期待が寄せられている.当教室ではオウム病やポリオーマ感染症をはじめ,種々の愛玩鳥の感染症の疫学的研究を行ってきた.現在は,オウムインコ類の嘴と羽根病を対象とし,我が国における分子疫学および予防ワクチンの開発を行っている.また,展示施設で飼育されていたモモイロインコから新しいヘルペスウイルスを分離し,その病原学的意義に関する研究を行っている.
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