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岐阜大学 大学院
医学研究科 小児病態学 教授 近藤直実 |
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岐阜大学大学院医学研究科小児病態学教室を紹介します。
さらに次のような高度な先進医療を行っております。 (1)アレルギーの抗原診断、病因遺伝子解明とユニークな治療開発 食物アレルギーでは世界的なレベルの高い病態解析から非即時型反応の概念を打ち出し、ハイレベルな診断と治療を行っています。 アトピーの病因遺伝子解明を予知、予防に応用し、気管支喘息、アトピー性皮膚炎などに一時的な簡易クリーンルーム療法を導入し、大きな成果をおさめています。 (2)先天性免疫不全症の遺伝子診断と治療 先天性免疫不全症の各病型の病因遺伝子解明と遺伝子診断と治療を精力的に行っています。特に、Ataxia-telangiectasia、Bloom症候群の診療。当教室が世界に先駆けて明らかにしたIgG2欠損症の病因となる遺伝子異常も遺伝子診断に応用されています。 (3)先天代謝異常症の遺伝子診断、スクリーニングおよび酵素診断 先天代謝異常症のうち、ムコ多糖症、ペルオキシソーム病、ケトン体代謝異常症については、国内のセンターとしてまた世界中の施設からの依頼を受け患者の変異を同定しています。あわせて遺伝相談(保因者診断、出生前診断)にも応用しています。またスクリーニングおよび酵素診断を行っております。 (4)タンパク補充療法 無ガンマグロブリン血症に対するガンマグロブリン定期補充療法や先天性代謝異常症に対しての定期的な酵素補充療法を行い、成果をあげています。 (5)同種骨髄移植(再生医学) 白血病、悪性リンパ腫、再生不良性貧血、先天性代謝異常症、先天性免疫不全症などの疾患に無菌室管理下で同種骨髄移植を行い、極めて良好な成果をおさめています。 (6)光過敏性てんかんなどの高度医療 (7)小児気管支ファイバー、大腸ファイバーの活用 (8)発生と遺伝子からの循環器疾患の解明と診断治療の基礎作り (9)遺伝子治療および構造生物学の導入の基礎作り
(subspeciality)をもつ医師および創造力ある医学者の育成に努め、少子化の中で21世紀の日本、世界を背負って立つ子供たちに、心身及び社会的に確かな未来があるように、医学教育を進めています。そのシステムは別項で詳細に紹介します。
主なテーマは以下の通りです。 (1)アレルギー アトピー(アレルギー)の抑制系の病因遺伝子を世界で初めて明らかにし(Lancet1996年、BBRC 1999年)、IgE産生の抑制系IL-12・IL-12レセプター・IFNγシグナリングの重要性を提示したしました。さらに現在、IL-18、IL-10の構造生物学的解析を含めて更なる病因遺伝子の解明を進めております。 食物アレルギーの抗原特異性の発現機構の解明のため、T細胞クローンの樹立に世界で初めて成功し、HLA・ペプチド・T細胞Rの特異性と結合性を立体構造から解明していいます。 環境と遺伝子によるアレルギー発症の分子遺伝学的解明に取り組んでおります。 ストレスとアレルギー発症の分子遺伝学的解明・ウイルス感染によるアレルギー発症・アラキドン酸カスケードの評価とオーダーメイド治療・質の高いQOL評価表の作成を行っております。 (2)先天性免疫不全症とDNA修復 IgG2欠損症の病因となる遺伝子異常を世界に先駆け明らかにしました(JClin Invest 1998年)。Bloom症候群やAtaxia-telangiectasiaの病因遺伝子BLMとATMの機能と構造の解析を通して細胞周期、DNA修復、シグナル伝達を解明し、発癌機構の解明にもつなげています。 (3)遺伝性ムコ多糖症 遺伝性ムコ多糖症について早期診断、分子病態解析、治療法開発に取り組んでいます。特にムコ多糖症IVA型研究は、国際プロジェクトの総括的立場で疾患解析を行い、またベンチャー企業との共同研究により治療法開発を進めています。 (4)ペルオキシソーム病 先天性ペルオキシソーム代謝異常症の病因と治療について研究を進めており、ペルオキシソーム形成異常症の新規病因遺伝子PEX2,PEX6,PEX16,PEX19,PEX13,PEX3の同定、温度感受性現象の発見、頬粘膜による迅速診断法の開発、新たなβ酸化酵素欠損症の発見、副腎白質ジストロフィーの骨髄移植などで世界をリードする成果を挙げています。 (5)有機酸代謝異常症 有機酸代謝異常症の研究では世界各地よりケトン体代謝異常症の症例の臨床像および細胞が集まり,phenotype/genotypeの関連などの研究を世界に先駆け進めています.サクシニル-CoA:3-ケト酸CoAトランスフェラーゼの遺伝子構造を明らかにし,新しい病因変異を同定しました. (6)神経発達と発生 発達障害・難治てんかんの研究を行っています。慢性進行性持続性部分てんかんにおいて、今までに報告のないNMDA型グルタミン酸受容体ε2に対する自己抗体の関与を明らかにしました。 小児の発達を発生から解明しています。 今後の展望としては、現在のテーマの進展と方向性の更なる充実と拡大、さらに、これらの成果を医療に直接的に応用すべく努めてまいります。その内容の一部を示します。 遺伝子医学および構造生物医学・発生学に基づいた予防・治療法(技術の向上と倫理問題の解決、QOLの向上)が求められております。 (1)遺伝子診断による予知と予防 (2)遺伝子診断によるオーダーメイド治療 (3)遺伝子組換えによるタンパク精製と利用 (4)異常遺伝子によるタンパク機能異常に対する物質の開発と構造生物医学的・発生学的治療の開発 (5)DNAワクチンの開発 (6)遺伝子治療 岐阜大学大学院医学研究科小児病態学 教授 近藤直実 |
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