Gifu新小児科医師育成システム
—岐阜大学、ハーバード、ジョンスホプキンス、沖縄中部マルチマニュアル、岐阜連携方式—
岐阜大学医学部附属病院小児科
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特長 1.人間性豊かで、幅広い知識と奥深い思考力を有し、的確な判断力により医療を展開できる小児科医師を育成。 2. 世界の優れた研修(ハーバード、ジョンスホプキンス)方式、岐阜大学方式、沖縄中部病院方式マニュアルを採用し、中部地方にいながらにして、名実ともに小児科専門医師を育成。 3.小児科専門医取得に十分な研修内容 4. 小児科Generalと Specialityの両方を同時研修(小児一般、感染、アレルギー、免疫、循環、新生児、遺伝、血液、神経、放射線、消化器、呼吸器、救急、ERなど全てを網羅) 5.充実した指導内容(マニュアルの使用に加え、基本確認、もれ防止、応用発展) 6.充実した指導陣(多領域の熟練指導者) 7.岐阜連携方式(大学病院を中心にいくつかの病院と連携) 8.小児科への入局は問わない(もちろん入局も可)。将来は自由に改めて科目を選択可。 9.チェック方式採用(基本、実践、応用、達成度評価のチェック。日本小児科学会の小児科専門医受験、取得) 10.出身大学、診療科を超え、全国から募集します。 |
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(1) 対象
卒後3年、4年、5年
の |
(2) 岐阜・新・ 小児科医師育成システムのプログラム
◎岐阜大学医学部附属病院、県立岐阜病院など連携共同システム
◎医学部を卒業後、2年の初期研修を終了した、3—5年目の医師を対象とした研修システムである。(後期研修に相当する。)
◎卒後3年、4年は指定、5年は選択とする。
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卒後3年 |
岐阜大学医学部附属病院小児科を中心に研修を行う。 (入局の有無は自由) 小児科一般、感染、アレルギー、免疫、成長発達、保健 血液、消化器、呼吸器、遺伝、代謝、放射線、神経など 高次救命、ER 電子カルテ |
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卒後4年 |
県立岐阜病院などにて研修を行う. ・ 6ヶ月ずつ 小児循環器科 ・ 新生児未熟児 ・ 小児神経 など |
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卒後5年 |
以下の選択肢から本人の希望に応じて選択する ・大学病院 ・関連病院 (大垣市民病院、長良医療センター、木沢記念病院など) ・ 大学院スタート (社会人大学院可能) |
このスケジュールは希望により、また状況により変更可、or あり
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(3)指導体制 教 授 近藤直実 (科長) (名古屋第一日赤病院にて勤務歴) 助教授 深尾敏幸 (医局長) (Brisbane Royal Childrens Hosp研修歴) 講 師 金子英雄(外来医長) (国立小児病院(現国立成育医療センター)研修歴) 講 師 加藤善一郎 (ハーバード大学留学中) 助 手 折居建治(病棟医長) (聖路加病院にて研修歴) 助 手 松井永子 (国立名古屋病院にて研修歴) 助 手 折居恒治 (大垣市民病院にて勤務歴) 助 手 青木美奈子 医 員 舩戸道徳 (名古屋第一日赤病院にて勤務歴) 医 員 面家健太郎 松隈英治 近藤 應 医局員 長屋聡一郎 (国立成育医療センターにて勤務歴) 医局員 田下秀明 (国立清瀬病院にて勤務歴) |
各科 教 授 星 博昭(放射線医学) 助教授 後藤裕夫(放射線医学) 小児放射線(CT, MRI, X-p) 教 授 小倉真治(救急・災害医学)、寺本貴英 小児救急医療 教 授 岩間亨 大江直行 (脳神経外科学) 小児脳神経外科 教 授 紀ノ定保臣(医療情報) 助教授 白鳥義宗(医療情報) 診療電子化(IT) 教 授 鈴木康之 (医学教育センター) 柳舘富美 (医学教育センター ハーバード大学研修歴) 小児代謝 教 授 下澤伸行(生命科学総合実験センター) 小児遺伝 学外講師 桑原尚志 (国立循環器病センター勤務歴) 小児循環器 河野芳功 (国立岡山病院勤務歴) 新生児 今村 淳 (国立精神神経センター勤務歴) 小児神経 Professor Martin F Lavin (Queesnland Institute of Medical Research, Associate Professor Shunji Tomatsu (Department of Pediatrics, St. Louis ◎ その他国内外に留学の経験者、専門家が指導にあたる。 ◎ さらに、現在上記病院勤務中の指導医を非常勤講師として研修会等を開催する |
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(4)指導内容 ◎各疾患、領域の基本から実践、応用(達成度評価)まで、きめ細かく指導する。 ◎クリニカルパスを利用し、もれの防止に努める。 |
◎ 小児科Generalと Specialityの両方を同時研修 ◎ 岐阜連携方式{小児一般(感染、アレルギー、免疫)、専門(循環、新生児、遺伝、血液、神経、放射線、消化器、呼吸器)、救急、ERなど全てを網羅} チェック方式採用{基本、実践、応用、達成度評価のチェック。日本小児科学会の小児科専門医受験、取得} |
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病院 |
指導責任者 |
担当者 |
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岐阜大学医学部附属病院 |
近藤直実 |
深尾敏幸/青木美奈子 |
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県立岐阜病院小児循環器科 |
桑原尚志 |
桑原直樹 |
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県立岐阜病院新生児科 |
河野芳功 |
山本 裕 |
(5)大学におけるカンファレンス、レクチャー
研修する先生の知識やスキルアップのためにカンファレンス、レクチャーを充実
能動的な研修を行う。
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小児疾患抄読会 小児科全般の診断治療などの最新 情報の文献の検討 退院患者検討会 退院患者さんの診断チェック、 フォローの検討会 小児免疫・アレルギー疾患カンファレンス 小児科入院中の免疫・アレルギー 疾患症例の検討会 小児血液腫瘍疾患カンファレンス 小児科入院中の血液腫瘍疾患症例の 検討会 新生児カンファレンス 小児科入院中の新生児症例検討会 小児循環器疾患カンファレンス 小児科入院中の循環器症例検討会 |
小児放射線読影カンファレンス 小児科全般の診断治療などの最新小児放射線読影 カンファレンス 小児科オーダーのX線読影などについて放射線科専門医師の指導を受ける。 小児神経疾患カンファレンス 神経疾患患者についての症例検討会 小児救急、高次救命医療カンファレンス 小児ICU, HCU入院患者の検討会 小児内分泌・代謝疾患カンファレンス 小児科入院中の内分泌、代謝疾患症例の検討会 遺伝子医療カンファレンス 遺伝カウンセリング、遺伝子診断についての症例検討 その他 |
週間予定
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8:00 |
9:00 |
10:00 |
11:00 |
12:00 |
13:00 |
14:00 |
15:00 |
16:00 |
17:00 |
18:00 |
19:00 |
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月 |
病棟 |
病棟回診 処置 |
学生 |
病棟 |
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火 |
総回診 |
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水 |
(※) |
症例検討 |
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木 |
(週1〜2回外来研修) |
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金 |
(院外研修有り) |
抄読会 |
総回診 |
退院検討 |
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土 |
土/日は担当患者回診 |
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日 |
月1〜2回救急患者対応 |
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※ 上記カンファレンス、レクチャーが予定に加わる。
小児救急経験のため夜勤有り(岐阜大学では小児科は当直でなく夜勤)
(6)採用条件
岐阜大学医学部附属病院医員
月額約42万円 (超過勤務手当、夜間診療当番手当を含む)
プラス 院外研修相当分
(厚生年金、健康保険あり)
土日は休み、自由に活用
(但し主治医としての勤務、救急患者対応あり)
住宅紹介(アパート、マンション等)
大学病院以外はその病院医師給与規定に従う
(7)応募方法 平成19年度4月より採用
締め切り 平成18年12月25日 募集人員 10名
応募者は履歴書を下記住所 深尾まで『研修応募』と朱記の上送付
あるいはメールでの送付可
応募送付先および質問、お問い合わせ先
〒501—1194
岐阜県岐阜市柳戸1—1
岐阜大学大学院 医学系研究科 小児病態学
TEL(058)—230—6386
FAX(058)—230—6387
担当 深尾、青木
E-mail: toshi-gif@umin.ac.jp
岐阜大学小児科ホームページ http://www1.gifu-u.ac.jp/~gifuped/gpt/cv.pdf
から履歴書形式がダウンロードできます。(ほかの形式でも可)
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研修の全体的なマニュアル 1)全人的医療と問診の重要性:疾患を診療するのではなく、疾患をもった一人の子供、家族の一員としての子供さんを診るという態度で診療する。問診の重要性。 2)感染症においては、起炎菌、ウイルスを同定することを重要と考え、各種培養、ウイルス検索などを行って治療を行うことを原則とする。(もちろん検索結果はあとになる) 3)血液像は重要な情報を与えるにも拘らず、実際自分で確認することが研修でおろそかにされていることが多い。血液像は自分で確認する習慣を身につける。 4)尿沈渣は、腎疾患などでは重要な情報を与えるにも拘らず、沈渣を自分で確認せずに腎疾患を診療する傾向がみられる。尿沈渣を自分で確認する習慣を身につける 5)その他種々 |
研修に使用するマニュアルの一例:それぞれの分野の担当医が岐阜大学小児科方式、Johns Hopkins方式や、Havard方式、沖縄中部病院方式のマニュアルに準じ,さらに検討したマニュアル作成して指導する。以下はその例である。
◎マニュアル 例1 気管支喘息
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(ボストン小児病院治療マニュアル) 1,評価
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(岐阜大学小児科) 1,評価
2.治療
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例2 新生児低血糖
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(ボストン小児病院治療マニュアル) 1.新生児低血糖症の定義
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(NICUマニュアル、岐阜大学小児科) 1. 新生児低血糖症の定義
2. 症状
3.分類
4.治療 早期に治療を開始する
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例3 川崎病
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(Harriet Lane (Johns Hopkins Hospital)) Diagnosis Based on clinical criteria. (以下 第7版 P204〜P208参照) |
(岐阜大学小児科) 診断基準 川崎病診断の手引き(厚生労働省川崎病研究班)に従う(詳細割愛) 管理 a.γーグロブリン静注療法:当院でも大量療法を第一選択とする。 b.アスピリン経口療法:抗炎症作用と抗血小板作用を期待し使用する。発熱が持続する急性期は中等量(30~50mg/kg/day 分3)。その後は3~5mg/kg/day分1で使用する。冠動脈に障害を残さない例でも、血小板凝集能は数ヶ月亢進しており、炎症の程度が陰性化したあとも数週間(〜2-3ヶ月)使用する。アスピリン肝障害の強い例ではフルルビプロフェン(フロベン:3~5mg/kg/day 分3)を使用する。 c.その他の治療法:巨大冠動脈瘤を 合併したときなどはチクロピジン(パナルジン:2~5mg/kg/day 分2)やジピリダモール(ペルサンチン:2~5mg/kg/day 分3)の使用を考慮する。また急性期における好中球エラスターゼ阻害剤(ウリナスタチン:ミラクリッド:5000単位/kg x3回/day div)の併用についても行なっており、現在IVIG単独とIVIG・ウリナスタチン併用との有効性について検討中である。 d.経過:心エコーでの定期フォローを行ない、冠動脈や左室機能の評価を頻回に行なう。入院中から小児心臓外来まで連続性をもってフォローして行く。 |
例4 食物アレルギー
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Evaluation and management of food allergy (The John Hopkins Hospital) |
食物アレルギーの治療指針 (岐阜大学小児科) ① 問診(病像、症状発現時間、アレルゲン)より症状発現食物を推定する。 ② 血液検査(特異的IgE、ヒスタミン遊離試験、リンパ球幼若化試験)や皮膚試験(プリックテスト、パッチテスト)を行う。 ③ 疑われる食物を2-3週間完全除去し、症状の有無を評価する(食物除去試験)。 ④ 食物除去試験にて改善がみられたら、除去食物がアレルゲンの可能性が高い。そのアレルゲンに対する血液検査、皮膚検査の結果、アナフィラキシーショックの既往などを総合的に分析して、食物負荷試験 をおこなう。 ⑤ 食物負荷試験で、症状が出現しなければ、除去食療法を行わない。食物負荷試験が陽性の場合は、除去食療法を開始する、もしくは、経口減感作療法をおこなう。 (下の図参照) (以下発展的研究) ⑥ アナフィラキシーショックの既往がある患者では、除去食療法を続ける、もしくは、そのアレルゲンをペプチド化した食品で負荷試験(食物ペプチド負荷試験)を行う。 ⑦ ペプチド負荷試験で、症状が出現しなければ、ペプチドによる経口ペプチド療法を行い、積極的に免疫寛容を誘導する。 |