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Aalsmeer Bloemenveiling

花業界では世界的に超有名な「アールスメールの花市場」です。最近まで世界一の規模でしたが、オランダ南部のウェストランドにある「Bloemenveiling Naaldwijk」と「Bloemenveiling Flora」が合併して「FloraHolland」が出来たことで世界第1位の座を明け渡しました。とはいえ、相変わらず巨大市場であることには変わりなく、世界第1位と第2位の市場がオランダに存在することは、オランダがいかに世界に冠する花き大国であるかを示す象徴といえます。

  

2001年のアールスメール花市場の取り扱いデータを紹介します。

市場取扱金額(単位 1,000,000ユーロ)
1975 1980 1999 2000 2001
Cut flower(切花) 167 290 885 981 977
Plants(鉢花) 38 103 375 401 418
Gardenn plants(花苗) - - 80 86 93
Total(合計) 205 393 1,340 1,468 1,488
セリ取引金額 197 361 1,072 1,149 1,146
予約相対取扱金額 8 32 268 319 342
1日当たりの取り扱い切花本数は、1,900万本に及びます。
 2001年の切花取扱品目のうち上位10位は、バラが16億8,500万本、チューリップが5億4,300万本、スプレーギクが4億4,800万本、ガーベラが2億9,400万本、ユリが1億5,700万本、アルストロメリアが1億4,300万本、フリージアが1億3,200万本、カーネーションが1億3,000万本、アイリスが8,900万本、カスミソウが8,200万本です。
 2001年の切花取り扱いのうち、輸入切花は全体の30%を占め、ケニアなどのアフリカ諸国やイスラエルなどから輸入された切花がアールスメール市場で取り引きされています。
 取り引きされた切花の多くはヨーロッパ全土に輸出され、オランダ国内での消費は19%にすぎません。主な輸出国は、ドイツ(35%)、イギリス(15%)、フランス(14%)、イタリア(6%)、ベルギー(3%)などです。

   

 市場の面積は87万8,000uに及び、サッカー場が145個に相当します。観覧通路から集荷場を見渡すと、左写真のように向こうが霞んで見えます。左2枚目の写真はストックヤードから続々と運び出される切花の様子です。切花が積まれた台車は電動車でひかれてセリ場の入口に整然と並べられます。
 【下の写真をクリックしてください。アールスメール花市場の集荷場の風景ビデオで見ることが出来ます】

 
画像をクリックしてください。

「アールスメールの花市場の集荷場」のビデオが流れます。

アールスメールの花市場の集荷場では、場内電気運送車が忙しく動き回っています。人の移動はおもに自転車が利用されていました。毎日1,900万本の切花が流通する情景をご覧下さい。

  

 切花の多くは水の入った特製のバケットに立てて入れられており、品質向上に注意が払われています。

  

 アールスメール市場には試験センター(Test Centre)が併設されており、流通過程での花きの品質管理試験を行っています。オランダアールしメール市場が花きにおける国際的優位を保てる原因の一つとして、品質管理があげられます。消費者が購入した花を満足して楽しむために、生産者から市場、卸流通業者、消費者までの流通過程における徹底した品質管理を行うために、切花処理剤や輸送方法などの各種試験を行っています。
 新たに導入された品種は試験センターで必ず品質検査が行われ、日持ち性や温度などの最適流通条件、切花処理薬剤試験などが判定された後、市場で取り扱われます。試験センターは得られた結果を基に、生産者、流通業者に対して、生産段階での日持ち性向上のための処理方法、流通過程での最適な温度や湿度条件、エチレンに対する反応性など適切なアドバイスを行います。
 訪問したときも、上の写真のように多くの切花の日持ち試験が行われており、右の写真のように鉢物についても室内での鑑賞試験が行われていました。

 2000年に訪問したときにはなかった施設として、集荷場を中2階構造にして、台車を吊り下げて運搬する自動搬送システムが作られていました。まだ運用されてはいませんでしたが、近々に稼働するようでした。