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The Flower Market(ドバイ・フラワー・マーケット社)
Hana 4, (between 3rd & 4th int.)
Sheikh Zayed Road, Dubai, UAE

2007年7月28日にThe Flower Market:ドバイ・フラワーマーケット社(GRM Flora L.L.C.)を訪問しました。
フラワーマーケット社はGRM Flora L.L.C.が出資する花束加工会社で、ドバイのホテルに各種花飾りを納入すると共に、スーパーのスピニース(Spinneys)32店の生花売り場に花束を納入しています。
従業員数は24人(配達ドライバーを含む)の体制です。

 

 ドバイは観光都市を目指しており、巨大な高級ホテルが次々と建設される状況の中で装飾花の需要が急速に高まっています。現在、フラワーマーケット社が納入しているホテル数は140で、Mina A' Salam Hotelなどの7つ星の超高級ホテルの花飾りも担当しています。
 スーパー・スピニースでの花束販売も需要が高く、訪問した7月の出荷量は2200束/週と少なめだが、最盛期の2〜3月には5000束/週を納入しているとのことです。



フラワーマーケット社の納入先

ドバイで花の需要が大きい日として、2月14日のバレンタインデーと3月21日の母の日(イスラム教の母の日)とのことでした。訪問した時の花束加工に携わっている従業員は5人でした。

  


花束加工のための様々なリボンやラッピングフィルム

 スーパーに出荷する花束には販売価格ラベルが添付されており、例えば、ケニアのバラが主体の花束は79ディルハム(2,370円)で、このうち35%(830円)がスーパーの利益となる契約とのことです。また、スーパーで売れ残った花束はすべて引き取る契約となっています。

 

 産地によって使用方法を変えているとのことで、バラのタイタニックを例に取ると、コロンビア産は2ディルハム(60円)/本で、14日の花保ち保証があることからジュメイラホテル(ジュメイラグループ)、グロブナーハウス(エミレーツ)などの高級ホテルの花飾りに使用し、ケニア産は0.85ディルハム(25円)/本で、9日間の花保ち保証があることからスーパーの花束を中心に使用しています。ただし、ケニアのバラは品質がそこそこ良くて、コロンビアより安いので使いやすいとのことでした。

   

ケニアのバラ



コロンビアのバラ

 取り扱う切花は、70%がケニアからの輸入切花ですが、コロンビア、オランダ、南アフリカなど14カ国から輸入しています。ケニアからの切花輸入は専用貨物便が使われているため、温度管理も行き届いており、品質は問題ないとのことです。

 

 キクは南アフリカのバークフローラ社から輸入しており、バークフローラは40haの農場でスプレーとスタンダード生産しています。南アフリカからの切花輸入量は少ないため、輸送は旅客機の混載貨物で輸入します。

 



ドイツからの輸入アジサイ

ドバイまでの輸送費を教えていただきました。
   ケニア: 1.8ディルハム(54円)/kg
   コロンビア: 2.95ディルハム(88.5円)/kg
   ヨーロッパ: 1.85ディルハム(55.5)/kg
   エチオピア: 1.0ディルハム(30円)/kg

 エチオピアは2時間で到着することから、収穫後の翌日に届くため、安くて品質も良糸の評価です。2007年のエチオピアのバラ生産面積は1000haに達しているそうです。
 植物検疫での薫蒸処理は結構多く、薫蒸処理の原因は灰色カビ病とダニで、なかなか根絶できなくて困っていました。

 すべての花はDFC(ドバイフラワーセンター)を通じて輸入しており、植物検疫から輸入手続きはすべてフラワーマーケット社が行い、DFCには施設使用料のみを支払います。

 GRM Flora社はインタープランツ社の代理店でもあり、ドバイから3時間の所に切りバラ生産農場(4ha)を持っているとのことです。高温のため、切花生産は4ヶ月だけで、それ以外は折り曲げをして体力維持をしているとのことです。

フラワーマーケット社の納入先のスーパーSpinneysをみてきました

撮影の途中で、警備員に「写真撮影はダメ!」と叱られました。
花束は、60〜100ディルハム(1,800〜3,000円)の価格が付いていました。