★「北京市林木良種繁育中心」
北京の友人の李紅軍氏(下の写真の右側の人)の案内で北京市北にある「北京市林木良種繁育中心」を視察しました。北京市は2008年オリンピック開催が決まり、市街地の緑化が積極的に行われています。この北京市林木良種繁育中心は北京市の緑化事業を担当するセンターで、組織培養苗の生産のかたわら鉢花の生産も行われていました。
施設内で緑化木の繁殖が行われており、組織培養で増殖した苗や挿し木苗が生産されていました。林木の組織培養技術のレベルは国際水準から見ても高いレベルだと感じました。
施設の有効利用の1つとして、シクラメンの鉢物生産が行われていました。フランスからプラグ苗を購入して9月中旬に定植したばかりとのことでしたが、定植後の施肥管理が適切ではないため、葉が大きく生長し、生産技術は高いとはいえませんでしたが、全体で数万鉢はあるものと思います。試作段階でこれだけの鉢数を生産することに対して、経営的な問題点を感じざるを得ませんでした。