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★「盛芳園花卉基地」(北京市南部の花郷地区)

 北京市の南に位置する豊台区花郷地区は北京市で消費される花きの生産供給を担う地域で、古い歴史を持つ花卉生産地域です。北京での花き消費の多くは鉢花であるため、切り花生産はまだ発達途上という現状です。今回はこの花郷地区の盛芳園花卉基地を視察しました。片屋根式の温室が40棟以上あり、加えてオランダ式のフェンロー温室が3棟ありました。

 

 フェンロー温室内では、シクラメン、アンスリウム、コチョウランなどの鉢物に加えてアンスリウムの切花生産が行われていました。また、この施設は北京市の「有害生物総合防除の模範展示センター」に指定されており、黄色のトラップを用いて管理が行われていました。栽培方式はオランダ方式の発砲ウレタンを用いた養液栽培です。栽培管理技術はかなり高く、「さすが花郷の生産会社だ」と感じました。