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ヨネヤマプランテーション(本店)】

 神奈川県横浜市港北区のヨネヤマプランテーション本店および卸部を視察しました。ヨネヤマプランテーションは本店のほか、横浜市を中心に首都圏に5店を持つ大規模園芸店です。周辺は新興住宅地で、園芸に関心の高い住民が住んでいます。平日の午後にも関わらず多くの来客でにぎわっており、園芸に対する関心の高さに改めて感心しました。店舗は外売りと屋内売りの2つのコーナーに分かれており、外売りコーナーでは花苗が主体で、花木類も豊富に取り揃えられていました。全般的に品揃えは極めて豊富で、「何でも揃う」といったコンセプトのように感じました。
 屋内コーナーは随所に店独自の園芸提案がなされており、園芸培土や肥料などのコーナーは『育てる園芸良品』、ミニ観葉植物を並べた『ミニ観葉コーナー』、室内で寄せ上を楽しむことを提案する『お部屋でガーデニングをしませんか・・』など、新たな店独自の提案ポスターが効果的に掲示されていました。

   

 また、食虫植物を専門に集めたコーナーや寒ランなどの東洋蘭の豊富なコレクションにもビックリしました。

  

 外売り場の花苗には独自の解説POPが各々に付いており、科名・分類・利用方法・潅水や肥料などの管理方法が的確な表現でまとめられていました。また、寄せ植え用の植物も豊富で、例えば「フウロソウ」の仲間を各種取りそろえたコーナーなどが設けられています。仕入れ後、日数の経った花苗は、従業員がこまめに花殻整理やピンチなどを行い、お客さんに最適な状態で提供できるような配慮が行われています。また、ガーデン設計専用の相談コーナーが設けられていました。花苗コーナーは広いスペースを確保してあり、テラコッタのコーナーも充実していました。

   
 

ヨネヤマプランテーション(卸部)】

 ヨネヤマプランテーションでは、売店の他に「卸部」があり、周辺の園芸店に鉢物を卸売りする部門を持っています。卸部では台車を効率よく利用して配置してあり、温室内には大鉢の観葉植物等も販売しています。なかで面白そうなものを見つけたのは、竹の輪切りを炭にしたものを鉢がわりに利用したコケです。都会の消費者の商品に対する興味には驚かされますし、こういう商品を開発できる生産者の意識の高さにもビックリしました。