藤澤教授の研究内容

実験データを解析してデータの持つ情報を最大限引き出す

一次元・二次元のデータから三次元の形の世界へ

多くの実験データは、スペクトル(一次元)、投影像(二次元)で、そこから形(三次元) の情報を得る原理的な研究はかなり進んでいます。しかし、実際の実験データだと様々な 困難がさらに伴います。

本研究では負染色電子顕微鏡像やX線小角散乱曲線などの実験データを解析して、タンパク質の構造解析を行っています。

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2次元負染色顕微鏡像から三次元再構成計算により計算された自己会合性タンパク質複合体

試料の調整や電子顕微鏡撮影も行います

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混合物試料からのX線小角散乱曲線から分離された各成分のスペクトル

機械学習などを用いて解析プログラムを開発しています

この研究を通して得られるもの

以下のことを学ぶことができます。

  • 応用数学・機械学習:全ての技術の根幹です。

  • プログラミング:pythonで数値解析計算のコードを書きます。

  • 実験技術:試料調整や電子顕微鏡像撮影など、様々な実験技術を習得できます。

  • データ解析: 実験で得られたデータを独自のソフトで解析し、そこから意味を読み解く方法を学びます。

数学・計算機が苦手な子には:

数学・計算機の苦手な子には、岐阜大学 生命科学総合研究支援センターの 鎌足雄司先生 との共同研究で、 病原性タンパク質の発現・精製・特性評価の実験をしてもらっています。

学生指導にあたっては:

  • エンジニアとしての基礎力をつける

  • 単に形を真似ない

  • 論理的な思考を身につける

などを念頭に研究指導にあたります。


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藤澤先生の好きな言葉

自強不息(鍛えよ常に)

心手相座(心で感じながら体で表現する)

百煉能熱(何度も鍛錬することによりやる気がでる)

千綾出巧(数多くの試行によって巧みさがでてくる)

知行合一(知識と実践は一体である)

格物到知(実際に物事と向き合い真の理解を目指す)

以武会友(体を鍛えて人との繋がりを深める)