南出の専門は「教育学」ですが、世間一般にイメージされがちな「人が人を教える」という狭い「教育」観にとどまらず、「人が社会の中で育ち、変容していくプロセス」そのものを対象に据えています。そして「社会が人を育てる」という前提に立ちながら、「その社会を一緒になって作っていく」行為こそが教育だと考えています。
そんな視点をベースに置きながら、南出セミナーでは、「子ども・若者」をとりまくさまざまな問題、とりわけ「社会的な生きづらさ」を抱えた子ども・若者たちの実情に迫っています。「フリーター」「ひきこもり」「貧困」「居場所」など、扱うトピックはいろいろ想定されますが、メンバー各自が抱く率直な思い・感覚を、「問い」へと深めていく作業を繰り返しています。
実際の様子としては、メンバーの関心をベースに、おおまかなテーマを立て、そのテーマに即したさまざまな実態や支援の様子、制度・政策のありようなどについて学んでいます。そして文献学習のみでなく、実際の現場に足を運ぶことにより、身体を通して学んでくるということも重視しています。まだまだ試行錯誤の日々ですが、メンバーとともに変化し成長し続けるセミナーを目指してやっていきたいと思います。
|