『地球科学』は文字通り地球のサイエンスの意味ですから、地球に関することなら何でも研究対象となりますが、この研究室で特に力を入れているのは、われわれの生活の場としての地球、すなわち地球の表層部分の、とりわけ極東アジアや日本列島の、さらには中部地方や岐阜地方の地質環境を明らかにすることです。 ここでいう地質環境というのは、大地を作る物質とそれをとりまく地球環境の意味ですが、大切なのは、それらは常に時間の経過とともに変化していることです。 そこで、わたしたちは山々を歩きながら地質調査という手法を使って地層や化石や構造を調べ、その地域が経てきた過去の地球環境や大地の変動の歴史を組立てるとともに、将来の変動の予測をします。 こうして得られた研究成果を、例えば自然災害の予知と防災といった直接わたしたちの生活と関わりのある問題の解決に役立てていくことが本研究室の目標です。 こうしたサイエンスとエンジニアリングの中間領域にある分野を『応用地質学』とよんでいますが、本研究室が社会基盤工学科に所属していることもあって、教育目標としては『サイエンスに常に興味をもつエンジニア』、『地質のことも分かる土木技術者』の養成においています。 | ||
研究室のキャッチフレーズ,それは・・・ | ||
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