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運動器とは

息をする臓器が「呼吸器」、食べ物から栄養を得る臓器が「消化器」であるように、身体を思うように運動させる臓器が「運動器」です。
立ったり座ったり、歩いたり走ったり、物をつかんだり食べ物を口に運んだりできるのも全て運動器の働きのおかげです。人が生活するのに無くてはならない臓器の一つです。
運動器は、脳からの指令が背髄、神経を経て筋肉に至り、筋肉の動きによって関節を動かし、身体を思うように使う一連のシステムです。

(alila / 123RF 写真素材)

そのどこかに障害があると、思うように身体が動かせず、姿勢を維持することも困難になってきます。具体的には、腰痛、膝などの関節痛、肩こりなどの症状が出て、生活にさまざまな支障を生じてきます。
疾患としては、骨、関節、脊椎の外傷、変形性脊椎症、変形性関節症、骨粗鬆症などが運動器の障害を来たします。
高齢化社会において、加齢性変化に伴う運動器の障害が問題となり「ロコモティブシンドローム」として取り上げられています。
一方、成長期は運動器の発達にとっても重要な時期で、この時期に運動が少なすぎても、多すぎても障害を来たしてきます。将来に障害を残さないためにも成長期の運動器障害を予防し、早期発見していく必要があります。


運動器の10年とは

Bone and Joint Decade (WHO)

1990年後半に運動器疾患の社会への影響について医療専門家の間で機運が高まり
1998年4月にスウェーデンのルンドで国際運営委員会が開催されました。
1999年11月に国連は「運動器の疾患は個人や社会、そして医療、経済に多大な影響を及ぼす。これら機能障害に対する予防や治療について、今行動を起こさねばならない!」(アナン事務総長)と声明をだしています。
2000年1月13日にWHO(世界保健機構)において“Bone and Joint Decade”が公式に立ち上げられました。

「運動器の10年」日本委員会

WHOの呼びかけに応じ、日本では日本整形外科学会を中心に「運動器の10年」日本委員会が設立されました。基本大目標として以下の3点が掲げられました。
•「運動器」という言葉の定着
• 運動器が健全であることの重要性の周知
• 運動器疾患・障害の早期発見と予防体制の確立

2011年4月1日 一般財団法人運動器の10年・日本協会が設立されました。

「運動器の10年」岐阜委員会(BJD-Gifu)

2005年頃から各県に推進委員会が設置され、岐阜県には2006年に「運動器の10年」岐阜委員会が発足しました。

毎年十月八日(骨と関節の日)前後のセミナー(岐阜県臨床整形外科医会主催)
学校における運動器検診の充実(岐阜県医師会主導)
各務原市教育委員会養護部会での運動器の問題に関するアンケート調査
運動器パスポートの刊行

などの活動を続けています。