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■平成19年度 応用生物科学部 第1回シンポジウム 「自然と人間に関わる環境を守る」

平成19年度 応用生物科学部 第1回シンポジウム

「自然と人間に関わる環境を守る」



パネルディスカッションの様子(第1回シンポジウム)


応用生物科学部19年度第1回シンポジウム「自然と人間に関わる環境を守る」が平成19年6月6日(水)に岐阜大学応用生物科学部101教室にて、140名の学生、教職員及び一般の方の参加のもとで開催された。本シンポは、学部における研究交流と、特色のある教育・研究の推進を目的として、応用生物科学部科学研究推進室が主催して昨年度から実施している。

今回の開催趣旨は、人間活動の結果、自然に対しての様々な環境負荷が発生し、問題が顕在化するなかで、そうした破壊された自然を、科学の力により修復・改善しようという試み(マングローブ林の修復、野生動物救護、バイオレメディエーション)に焦点をあて、こんにちにおける環境問題の諸相と科学による解決の方向について考えていくことにある。


冒頭、古田喜彦学部長が、ミミズなどの小動物も生態系の仲間としてとらえ、夢のある環境保全研究・活動にしていくことが大事である等の開催挨拶をした。


第1講演者の小見山章教授(生産環境科学課程)は「タイ国におけるマングローブ林の修復計画」を講演し、マングローブ林のもつ高い炭素同定機能、生物多様性保持機能などを紹介し、これを保全するために学際的研究組織の必要性を指摘した。

第2講演者の淺野玄准教授(獣医学課程)は、「生態系の医学をめざして〜野生動物救護センターの試み〜」を講演し、傷病鳥獣の救護を通じて開発・汚染に対して警鐘をならす「地球の病院」としてのセンターの活動の役割・機能などについて紹介した。


第3講演者の高見澤一裕教授(食品生命科学課程)は、「正しいバイオレメディエーションをめざして」を講演し、工場操業による汚染土壌のPCE分解菌とそれに適した栄養剤の選択を通じた正しい浄化方法に関する研究成果などを紹介した。

3つの講演をうけ、荒井聡准教授(生産環境科学課程)を司会としてパネルディスカッションが行われ、環境汚染を未然に防ぐ予防的研究と汚染を修復する治療的研究の有機的連携の必要、植物個体の単なる修復は生態系にとり有害な場合もあること、しかしながら個体の修復は生態系回復にとり大きな意味をもつこと、などが意見として提出された。同時に、現段階で目指すべき環境水準について意見交換が行われ、土壌汚染は環境基準という数値目標で明確であるが、めざすべき生態系は小動物・微生物も含めなかなか定量化しにくい性格があり、今後学際的見地から検討を加える必要があること、などが確認された。

異なる3分野の講演と討論により、参加者の環境問題研究に関する理解・関心は深まった。予定の2時間を超えて熱心な議論がかわされた。


日時: 平成19年6月6日(水)13時から15時
場所: 岐阜大学応用生物科学部101教室
対象: 学生及び教職員、一般(無料、予約の必要はありません)
主催:岐阜大学応用生物科学部科学研究推進室


開催挨拶  応用生物科学部 学部長  古田 喜彦

 講演者と講演テーマ:     
  タイ国におけるマングローブ林の修復計画
     小見山章(森林生態学研究室) (生産環境科学課程)

  生態系の医学をめざして〜野生動物救護センターの試み〜
     淺野 玄(野生動物医学研究室)(獣医学課程)

  正しいバイオレメディエーションをめざして
     高見澤一裕(環境微生物工学)(食品生命科学課程)

  講演に続き30分間のパネルディスカッション(司会:推進室 荒井聡)



平成19年度その他のシンポジウム
第2回 10月3日(土) 生活と健康を支える
第3回 11月3日(土) 人間が食べるということ〜分子から食卓まで〜


平成20年度学部シンポジウムの内容

平成18年度の学部特別講演会の様子



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