写真のハナノキは、自生地内のもの。開葉時も赤くなるが、紅葉もまた赤く美しい。ミズゴケが林床を覆い、アカマツなどと混交していた。しかし、適当な更新木は見あたらず、自生地面積も小さいため、これで個体群が維持できるのか心配である。1994年当時、林道沿いにはなぜか等間隔でハナノキが植わっていた(とても自生とは思えなかった、間違っていれば誰か教えて下さい)。このハナノキはどこからもってきたものなのか?自生地自体に成立している個体より明らかに細く、林道わきに植えたとしか思えない。せめて自生地内より増殖させたものであればいいが、他の地域などのいきさつ不明の個体を植えたものなら、地域の遺伝的特性を無視した行為で、個体群を自然に維持したいと考えているなら除去すべきである。ハナノキを「展示」するなら、それも一つの方策かもしれない。いまならまだ植栽した経緯を知っている地元関係者がいるはずなので、早急に確認が必要であると思ってはいますが、、、(誰か教えて頂けませんでしょうか?!)。
(自生地:岐阜県加茂郡東白川村越原字松尾1907−2)
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