7月22日(日)岐阜県美術館ー川崎小虎と東山魁夷展
2日続けて美術館に行くとは思いませんでしたが、たまたま日曜の午後、時間が空いたので、家族4人で岐阜県美術館に出掛けたのでした。
川崎家は代々続いた画家一族で、画家の東山魁夷は、川崎小虎の娘と結婚したために、この川崎一族のメンバーとなりました。その親族の展覧会、という企画展でした。これらの絵にどれだけ現代的な意義があるのかは疑問ですが、近代の日本画が何を見つめ、何を表現してきたのか、その一端が分かります。
こんなコメントじゃ、見に行こうかな、という気にはならないでしょうね。
でも、展覧会を見終わった後の、「読後感」というか、印象はけっして悪いものではなく、逆に、やっぱり見に来てよかったなあ、と思うのでした。その理由は、これらの画家たちが、自然や風景を静かにじっと見つめている、その姿勢や時間がはっきりと絵から感じ取れるからです。ものをじっと見つめているときの精神状態というのは、どこか凛としていて、ふだんとはまた違った時間が流れているんですね。