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年前との相似形
新しい2014年になっても、この1月は特に中旬は平年より寒い日が続
いていました。
それが下旬になってようやくちょっと暖かいかな、というような日が多くなりました。本日31日、63になりましたが、暖かい日になりました。それにしても、
最近は世界中で温暖化よりも寒冷化のほうが話題になっている気がしますが、どうなんでしょう。
昨年、この雑記の「その151」話で、2007年と似ているという話題を書きましたが、この月末になってやはり彷彿とさせるようなドキドキするような話題が
出てきました。
理研の30歳の研究者が新しい「万能細胞」の作り方を発見した、という情報です。2007年にはあの山中先生がはじめてiPS細胞をヒトでも作れた、という
報告をしました。これで一挙に再生医療ブームがやってきたわけですが、今回の新しい万能細胞=STAP
細胞の発見は、iPS細胞の話題と同じくらいのインパクトがありました。いや、それよりもまだまだ分からないことが多く、???だらけの研
究結果なので、広がる期待度の大きさというのは格段に強いかもしれません。若い女性が割烹着を来て困難に打ち勝ち研究した結果だ、という報道記事が目立ちます
が、それはそこで盛り上がってくれればいいことで、やはり一番の謎は、なぜ1週齢のマウスでできたのか、というところ。それも、Low pHで短時間の曝し、
とか物理的にごちゃごちゃさせるとか、細胞膜をちょっと壊す操作とか、実に簡単な操作だけでできてしまった、ということ。
細胞の周りのPHを5.8ぐらいにすると初期化が起こった、という話を聞いて、これはヒトでは(大々的には)起こらないだろうな、とその瞬間思いました。な
ぜなら、ヒトでは皮膚のpHはまさにそれくらい(5~6程度)であるので、それくらいで簡単に初期化が起こってしまたら、大人では(子供でも)分化した皮膚細
胞は壊れて、すぐヒトは生きてはいけないはずです。
逆に考えると、ヒトでは簡単に初期化が起きないような仕組みを作っている、ということなのかもしれません。むしろ、ほんのちょっとだけは初期化は「しょうが
なく許す」けれでも、99.99%は初期化は起きないような細胞の仕組みになっている、ということ。
でも、考えてみれば、ヒトでもあらゆる組織には、ちょっとだけすぐその組織細胞になりうる幹細胞が存在し維持されていると考えられていますが、実はその幹細
胞はその元はSTAP細胞だったのかも。組織には、低酸素になったり、いろんな刺激で危機に瀕し、死ぬかどうかの瀬戸際にいる細胞がほんのちょっとだけはいる
はずで、それらがSTAPとして生き延びてそこから組織の幹細胞が絶えず生まれていく、ということを想像します。
絶えず「無から有が生まれる」というようなイメージ、ほんのちょっとだけ。消えるか消えないか、ぐらい。なんか、最近のダークマターなどの宇宙論の話とも繋
がりそう。
ちょっと妄想を刺激してもらいましたので、(Stimulus-triggered Acquisition of Psychokinesia; STAP) いろんなことを考えてしまいます。
いやいや、今はそんなことを考える暇はないのに、Stimulusが強すぎました。
(2014.1.31))