寒 い師走

 この12月の西日本は、平年よりも寒い気候が続いているようです。この 傾向は、11月中旬からずっと続いています。それでもこの平野部ではまだ雪は積もらず、通勤には助かっています。この傾向は、北日本では逆で、北日本では平年 よりも若干高めの気温のようです。

 この師走もそうですが、最近は縁の下の力持ち的な仕事が多く、ストレスフルな仕事は多くはないので、比較的自由にやれています。しかし、この傾向は、1 月~2月になると大化けして、とたんに忙しくストレスフルな時間になることは目に見えています。
それまでは自由に、考え事とか自分の仕事を着実にこなしていきたいと思います。

 さて、もうすぐ63歳になるので、20年ぐらい前であればこれで定年となっていたような年になったわけですが、昔よりは男性もいくらか寿命も延び、年金支給 年も65になって、今はほとんどの国立大学では65歳定年になっていますので、その定年までの2年をどう過ごすべきなのか、考えることが多くなりました。と いっても日常的な仕事は相変わらず多くあるはずですから、あまり自由は効かないはずですので、いずれにせよ、なるべくやり残している仕事を片付け、まとめてい く、というのが第一でしょう。それ以外ではどうするか?学会とか、大学の外の活動で他の先輩たちを見ていると、定年になってからも相変わらずほぼ同じような分 野で活発に動いている方たちもいますし、一方ではひとまずその分野から離れて別の生き方を模索している方も多くいます。科学技術の仕事は、同じ分野にいる限り 果てしなく問題は続いていくのは分かっているので、ENDにできるようになることは有り得ません。限がありません。どうするか、しばらく思考が続きます。
 
 先日、ダン・ブラウン著の「インフェルノ」を読み始めまして、昔の「ダビンチ・コード」と同様で、つい夢中になってしまいます。ラングドン教授が動いている 推理モノの長編ですが、人類の遺跡を探りながら現代風なトランス・ヒューマン思想との格闘にもなっていて、読み応えがあります。定年後は、このラングドンのよ うな活動(人類の遺跡などの謎解き)がやれれば、一番いいんですけどね。いつも面白く、ワクワクした知的興奮の中で自由に時間を過ごせるような・・・。
そんな面白い初夢がみれますように。

(2013.12.27)