大雪の日

     年の初めの授業の日が、大雪でした。
 岐阜に来て初めてみた大雪。といっても、こちらでは「普通の雪の日」のようでしたが。朝は7時頃でもまだしんしんと降り積もっていました。車の上には、すでに10cmぐらいの積雪が。前にいた、九州の大分でも、数年に一度は数センチの積雪はありましたし、子供の頃いた福島(東北の)では、これくらいは日常でしたから、「ひさしぶりだな」ぐらいの感じではありました。ただ、大分では、道の雪掻きをするほどの積雪はあまり経験はなく、子供の頃福島にいた時は、木でできたスコップというか、雪掻き機でよく道をはいて通り道を作ったり、たたいて固めてだるまを作ったり、ということをした記憶が蘇りましたが、今は長いプラスチックのスコップを使っているのですね。軽いから良いかも。
 まあ、これだけ積もっているし、まだしんしんと降っていたので、車で大学に来るのはやめ。バスで行く予定で、長良橋通りに7時過ぎに出ましたが、これまた渋滞で、寸ずり状態。長良橋通りでバスを待つのはあきらめて、長良北町まで15分ほど歩いて、岐阜大学方面に行くバスを待つことにしました。途中、傘はさしていましたが、風で巻き上げられた雪でコートは歩く雪だるま状態。長靴が必要だな、と学習しました。大分にいる時は全然必要ではありませんでしたから。途中、たくさんの高校生に出会いましたが、こんなに寒い日でも女子高校生は短いスカートで素足、ほとんど紫色に変化した足は、痛々しいほど。これでは、健康に悪いだろうなぁ、と思います。
 幸い、岐阜大学方面のバスはほどなく来てくれて、岐阜大学入り口まで楽に行けました。反対の市内方面は、ひどい渋滞。フランス語では「瓶詰め状態」という表現がありますが、前にフランスにいた時、聞いたのでは(辞書には載ってないけど)「棒のような」渋滞ともいうらしい。これは、全く動けない、という感じでしょうね。それはともかく、それから岐阜大学まで、あまり足跡の付いていない雪道を、くっくっ、と靴をならしながら(どう表現すればいいのか)歩くと、幼い頃の雪の風景が蘇ります。8時20分頃ラボに到着。

 こんな感じでしたから、10時半頃からの授業予定でしたが、遅刻者が多いだろう、ということと、レポートの提出の日だったので来れない人がいると不公平になるので、ということで、9時前に事務に連絡して休講としました。残念と思う学生はいないでしょうが、昼近くになって受講生の一人が研究室に来て「来るのが遅れて…」と言って来ましたので、休講にしたよ、と伝えましたら残念そうな表情。学生は、事務の休講通知を見ないのかな? 学生にとっては、こんなに酷い状況でも努力して来たのに休講とは努力が無駄になったじゃないか、という感じで「残念」なのかな、と思いますが、ま、交通機関が乱れているような時は、まず事務室に電話して休講通知を確認されることをお勧めしますね。学生が、休講かどうかを判断する方法として、教官がどこに住んでいて授業時間にまにあってこれるかどうか、を考えるのが一つあると思いますが、私に関してはそれはほとんど無いでしょう。むしろ、学生の何割かがかなり遅れそうな時は、不公平になるので休講措置を取ろうと思いますが、でもそれは14回の授業の内1回ぐらいにしたいと思っていますが(きっぱり)。
 そんなこともあり、iMode版の授業サイトを作りました。そこで、休講通知をしようと。
http://biomol.gifu-u.ac.jp/~molbio3/imode/iYoshida.html
で見れるようにしましたので、iModeの環境の方はどうぞ。ちなみに私はもっていません。
ということは、休講表示をするために私は何があっても朝に大学に来ないといけない、ということになりますが、、、大丈夫、ネットからFTPできますから。

この日の朝9時前に撮った学内の風景を載せておきます。朝日に輝いて綺麗でした。(工学部4階から西方面を望む)

 

2001.1.15