2007 年との比較

 今年の夏はかなり暑かったのですが、それと同様に暑かったという思い出があるのが、2007 年の夏でした。あれも相当な酷暑だった、ですね。多治見市で40.9℃を記録した年でした。

 そして、この11月にかなり報道されたのが、一流ホテルのレストランでのメニューの「偽装」問題でした。まあ出るわ出るわ、一流のホテルのレストランで「伊 勢エビ」と表示されていたものが実は普通の「ロブスター」だったとか、「高級霜降り牛肉」が実は「牛脂注入加工牛肉」だったり、色々でていました。それで、逆 に本物の伊勢エビが高騰したなどという報道も。しかし、普通のロブスターも十分に美味しいですけどね、アメリカ・メイン州のロブスターなんか最高ですよ。

それで思い出して、2007年の雑記を見てみたら、「捏 造テレビ から始まって 偽造で終わる 2007」という都々逸で締めくくったくらいで、その年の10月には食品業界での偽装事件がよく起 こっていました。納豆がらみの捏造番組や、鶏肉の名古屋コーチンや比内地鶏、牛肉のミートホープ、お菓子の白い恋人、それから何と言っても赤 福餅の偽装(産地とか日付など)でした。

 まさにデジャヴ・・・。

 11月のはじめに、教育再生会議というところから、「国際社会で活躍するグローバル人材の育成が求められる中、知識偏重の入試から脱却し、意tanigumi 11-24欲 や適性も含め た多面的な人物評価で大学進学者を選抜する」ことを目的に、「達成度テスト(仮称)」の創設を柱とする「大胆な大学入試改革案」の提言が出ていました。これに は、色々また批判もでていますし、またもや大変な「人物評価」重視ですか。。。
そういえば、2007年にも医学部での学位授与に関して問題が発生し医学 部元教授が逮捕される、という事態がおこりました。その後、学位審査のやり方の制度的な見直しがおこなわれ、現在に至っています。入試とか学位審査とか、人を 評価するいい方法・制度を作る、というのはやはり大変なことです。

 2007年という年は、安倍晋三首相の「突然の辞任発表(9月)」が あった年でした。あれから6年。また返り咲いた安部首相はアベノミクスや特定秘密保護法などで猪突猛進のようです。消化器系の不具合は完治したので しょうか?今は株価上昇と円安で経済は順調のようですから、胃腸へのストレスは少ないのかもしれません。日経平均株価も2007 年頃 のレベルに戻ってきているようです。で、また思い出してみると、この2007 年の 翌年、 2008年に何が起こったかというと、あのリーマン・ ショック  なんです ね。 随分昔のように思いますが、たった5年前のことです。今年2013年は、色々な意味で2007 年とよく似ています。一定の周期で経済危機も起こります し、アジアが少し不安定になってきている気もするし。。。

 今年の秋も、2007 年の 時と同様、大変短い感じです。11月の初めの2週間ほどしか秋らしい秋が無かった感じです。長い夏と短い秋。すぐ冬の気候になりました。この11月 は、 初旬の連休に、福井に行って海産物を調達してきました。ついでに、久しぶりに東尋坊にも寄ってきました。すごく観光地化していました。また23日勤労 感謝 の日にはいつものように富有柿の調達と、谷汲に行って山のもの(しいたけ、くり、お茶、豆味噌など)を調達しました。谷汲の紅葉も進んでいてとても 綺麗なところも見ることが出来ました(右図:華厳寺境内、徳積門)。2007年 の秋には「(真っ赤や真っ黄色といった)鮮やかさを感じなくても、多 様で霞のような微妙な 色合いの変化こそが、日本らしい秋の風景なんじゃないかな」という感想を書いていますが、右画像の紅葉の色 合いなどはまさに「霞の ような色 合いの変化」と思います。

 
11月29日の朝には今年はじめて車の窓が氷結しました。さぶい・・・。
 そして、まもなく師走です。

(2013.11.29)