慌ただしさの前倒し
つい先日,あぁもう11月か,もうすぐ師走だ,などと光陰矢の如くの時間の流れの速さをぼやいていました。勤労感謝の日のあたりにだけ,紅葉を愛でに谷汲に行っただけで,あまりゆったりと過ごす雰囲気ではありません。
ちょっとだけ,華厳寺のまだ充分紅くなりきっていないもみじを右に出しておきます。ほんのり恥じらいのような紅さが混ざって美しい紅葉でした。
そして,師走の慌ただしさが前に来たように,16日に国会が解散となり,すぐ総選挙,という情勢になっています。工学部の中は改修工事が大掛かりに始ま
り,いろんな工事用車両が入り込んでそれも慌ただしさを増長しています。そんななか,ちょっと気がかりな政治の動きがあり,この前復興予算絡みで執行され
たこの学部建物の改修工事は,もともと文科省の復興予算絡みで出てきたのですがそれが見直し?予算凍結?などという文字が新聞に載りました。でも,耐震化
の流れには乗っているので,結局は大丈夫だったみたい。最初から一応心配はしていました,岐阜大で復興予算使っていいの?って。迫り来る東海大地震に備え
て,だからまあ,大丈夫でしょう。
それにしても突然の国会解散,そして総選挙。
どうなっちゃうんだろう,日本の政治は?と斜に構えて,
今後の日本を心配しておりましたが,11月の最終週になって,滋賀県の嘉田知事があたらしい「日本未来の党」なるものを立ち上げてしまい,日本の中に10
個以上も党が乱立する始末です。この前終わったばかりのアメリカの大統領選挙と比べて,なんと慌ただしいことか!この数週間の間に日本の未来について話し
合って投票して決めよ,というのはLTEのような速さです(?)。
でも,面白くなってきた感じはします。嘉田知事と僕は同じ学年で,農学部と理
学部で違いますが京大の北部エリアで同じ時代の空気を吸っていました。1969年ごろの大学紛争当時でしたから,もしかすると集会などでご一緒だったか
も。さらに嘉田知事は,あの由緒ある京大探検部のご出身ですから,相当期待はしてしまいます。何かやってくれるんじゃないか,と。
頑張れ,62歳。
(2012.11.30)