Kantien Flower Market 【Chiangmai(チェンマイ)】
チェンマイ北部にある花き市場で、典型的な相対市場である。出店者は近郊の生産者で、一般市民が購入客である。鉢花、苗物、球根、園芸用品など、園芸に関わる物はすべて手に入る程の品揃えです。店によって専門があり、ランを中心とした店、鉢花物を専門とする店、庭植を専門とする店、観葉植物を専門とする店などがありました。
店を見て回ると、さながら熱帯植物園のようです。日本国内にそのまま持ち込んでも充分商品として販売できる物からチョットこれは(?)と思うものまで、技術レベルは様々です。
斑入りのスパティフィラムは白色と緑のコントラストが清々しく、花がなくても充分鑑賞価値が高いと感じました。
捕虫袋が赤いネペンテス(Nepenthes属)は、私はあまり見たことがありませんが、色彩が良く、観賞植物としてもおもしろいと思います。
斑入りの観葉植物に結構商品価値の高い物が見受けられました。
わい性のカヤツリグサ(Cyperus属)とストレリチア(Strelitzia属)の鉢物は目新しいものでした。
タイの国民はバラが好きということです。熱帯なのでバラを栽培することは難しいと思いますが、この市場でも多くのバラ苗を見ることができました。
ミニバラは、「バレンタインデーの贈り物」として定着しているそうです。日本でも広めると良いかも・・・!
タイではハナキリンが爆発的に流行しています。5年前に訪問したときも様々な花色の品種が販売されていましたが、相変わらず根強い人気があります。家の玄関先などに地植えにして、魔除けとしても使われているそうです。日本人はどうも飽きっぽくていけないですねえ・・・。
ナガイモの仲間(Dioscorea属)やショウガ科植物の球根を販売していました。庭植えで鑑賞もしますが、漢方薬としての利用が主なようです。
おもしろいと思ったものに、ヒシの仲間で葉の形が幾何学的できれいでした。
さすがタイ鉢の本場です。大きさも色も形も豊富です。タイの至る所には何故か犬がいます。多分野良犬だと思うのですが、おとなしくて人なつこく、ノンビリと昼寝をしています。日本の野良犬はチョット怖いところがありますが、周りの人間の性格を映し出しているのかもしれません。