★「吉林国際農業生物技術開発」 (長春市)
とにかく広大な施設面積を持つコチョウラン専門の生産会社です。培養施設も完備しており、66台のクリーンベンチで年間300万本の増殖を行っています。培養で増殖した苗は、自社温室で120万鉢の生産を行うと共に、オランダや韓国にも輸出しているとのことです。栽培施設(温室)の面積は4haで、40人の従業員を雇用しています。フラスコから出して開花株として出荷するまでの栽培期間は15ヶ月で、栽培技術はしっかりしていました。培養中の突然変異の発生についても充分な配慮が行われており、1クローンあたりのフラスコ増殖本数は、白色系では1万本、赤色系では5000本、黄色系では300本以内としているとのことです。ちなみに販売金額は1フラスコ(25株保証)あたり5ドルとのことでした。
植え替えに使用していたミズゴケは当然中国産で、毛足の長い良質なミズゴケが使われていました。