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北京市林木良種繁育中心

 2001年10月に、北京市林木良種繁育中心の緑化木生産を李紅軍氏の案内で視察しました。
 北京市林木良種繁育中心ではアカシアやスギ類の組織培養苗の生産を始め、40,000uの温室と156haの広大な面積の圃場で、年間2000万本の緑化木を生産しています

        

 紅豆杉(イチイ科のTaxus maireiで中国古来の漢方薬(紅豆杉茶)にもなる木本植物で、培養苗を順化し、鉢物として販売するそうです。

 

 広大な圃場では数多くの緑化木が整然と定植されており、こんなに多くの樹木が植えられる緑地帯があると考えると、改めて中国の広大さを実感したい次第です。

   

 環境保全型緑化木生産の方法として、苗木を定植した畝間にクローバーを混植してありました。窒素肥料の低減が図れると共に、土壌の物理性の改善にもつながると考えられます。この方式は日本でも参考にすることが出来るのではないでしょうか。